ピラティスは難しい?”正しい動かし方”で身体の不調を改善

※2021年06月04日に公開した記事です
2022年10月14日に加筆修正し再度公開しました

ピラティスは
身体を正しく動かすことを目的にしたエクササイズ

老若男女問わず
普通に生活している中で感じるようになった、不調や痛み・違和感などは
これまでの身体の動かし方に問題があるのかもしれません

動かしかたを整えることによって、痛みや違和感が消え
これから先の人生を快適に過ごすために
身体の使い方をいま見直しておきましょう

この記事は以下のような人にオススメ!!
 ☑ピラティスを始めようかと考えている人
 ☑ピラティスが難しいと思っている人
 ☑インナーマッスルを鍛えたい人
 ☑肩こりや腰痛に悩んでいる人

身体を正しく動かすって何?

身体の関節には可動域(動かせる範囲)があって、その範囲の中動かすことが可能です

可動域を簡単に説明すると
「膝を後ろに曲げる事は出来るけれど、反対方向には曲がりません」

本来動かせない方向に動かそうとすると、嫌な痛みが発生します
怪我をしそうになった人が
膝が壊れるような・ぐきってなりそうな感じがして…と表現されるのがコレです

どの関節にも可動域があり、その範囲の中で私たちは動いているのですが
毎日、びみょ~に間違った方向に動かしているとしたら?

痛みはその時に出なくても、明日か1年後…それとも5年後??
いつかその痛みが出てくるかもしれません

若しくは、いま既にわずかな違和感や痛みがあって、悩まれているかもしれません

違和感や痛みを防ぐため&改善するために
正しい動かし方を学ぶ必要があります


ピラティスでは、少しずつ正しく動かせるようにレッスンを行います

正しい動かし方は難しい

今まで自分が何も思わずに動かしていたものを、意識して使ってみると
自分の身体が動かなかったり、痛みを伴ったり、動くけれど思った回数出来なかったり
という状態に陥ることがあります


思ったように身体が動かないと人は挫折しやすく
チョットの不調ならば、目を瞑って我慢すればなんとかなるよね
と逃げの体勢に入ります

ですが…ココを過ぎると、身体が動かしやすくなり
不調が改善し、代謝もあがり…と身体が変わっていく感覚をしっかりと感じられるようになります

逆に、ここで逃げてしまうと
また不調が出たり、違う部位に痛みが出たり
身体がどんどん複雑な不調へと陥っていきます

挫折しやすいポイント

挫折しやすいポイント&対策を上げてみました

1.”呼吸”がわからない

ピラティスの呼吸は、胸式ラテラル呼吸という呼吸法
名前だけ聞くと難しく感じるけど、要は胸式呼吸

人は運動時、胸式呼吸しています

無意識に出来る呼吸を意識して行うってかなり難しいです

最初からできなくて当然
まずは呼吸を止めずに行うことが一番重要

2.”説明”がわからない

ピラティスの動きは正しい動きを意識してもらうため
「背骨を一つ一つ動かして」
「背筋を長く保ったまま、お腹を引き締める」
など、骨ベースで身体の話を進めています

初めて聞くと「今、なんていった??」とパニックに

イロイロ説明されてわからない、聞き逃した、何をどうする?となった場合は

とりあえず呼吸とお腹(下腹部)はキープしとく


”呼吸をしていること”・”お腹(下腹部)が入っていること” が大前提のピラティス

動きを意識し過ぎるあまり
呼吸を止めて、お腹が抜ける人が多くいます

呼吸とお腹が出来ているうえでの動きと覚えてください

3.”お腹を引き締める”がわからない

お腹の引き締めは「骨盤の安定」へと繋がります

ピラティスでは、身体の中心である骨盤が安定していないと
身体の力はぐにゃぐにゃで「体幹(芯)が弱い」と考えます

骨盤の安定を作るには
健康診断で腹囲を測られる瞬間
力は入れていません~という感じで、さりげなくお腹を引っ込めますが
このさりげなくお腹を引っ込めた感が欲しいです(笑)

お腹は常に見られてるつもりで ”さりげな~く締める”

4.筋トレ効果が薄い?

ピラティスで主に鍛えるのは身体の奥にあるインナーマッスル
そしていくつになっても鍛えられるのがインナーマッスル

私のレッスンを受けたお客さまは
「お腹壊したと思ったら、筋肉痛でした(笑)」
とホボ言われます

腹痛のような筋肉痛など、感じたことのない奥筋肉痛を味わえる

丁寧に確認しながら行う

インナーマッスルはアウターマッスルよりも小さな筋肉
その上、身体の奥にあるため感じにくいと言われます

実はこれ、間違い

インナーマッスルを感じて動かすには
ゆっくりと丁寧に動かすことがポイント

例えば、脚を伸ばして戻す動きで
伸ばすのに5秒・戻すのに5秒という時間をかけたとします

その時に意識するのは
お腹が抜けていないか?、ボディは安定しているか?
その上で
伸ばした脚の、膝の向き・つま先の向き・足幅など
伸ばさなかった脚が動いていないか?
などなど意識するポイントはかなりあります

ゆっくりと丁寧に
自分の身体の動きを見つめ直し、確認する時間

形ではなく、自分の身体感覚優先

身体との対話時間を雑にせず、丁寧に行うと
レッスン後には、確実に変化を感じられます

まとめ

正しい動きは難しくて当然です
なぜならば、”動き”として今までとは同じ動きでも
色々な場所や身体の感覚を感じながら行う動きは、中身が全くの別モノ

最初は出来なくても、分からなくてもOK
根気強く、正しい方向を伝えるだけで、レッスン後身体は確実に変化します

人の身体ってすごいな~と感じるのはそんな時

まずは小さな変化から体感しましょ

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